2021年はコロナによって、結婚式の延期・キャンセル、会食の自粛、参列者の減少など、ブライダル業界にとって大きな痛手を被る一年となりました。
施行組数は回復傾向にありますが、緊急事態宣言下の相談件数減少による受注減、挙式の小規模化マインドの定着、感染再拡大の懸念等、未だ先行き明るくない状況が続いております。
そんなコロナ禍で、何とか利益を上げようとビジネスモデルの変革に果敢にチャレンジをされた企業様もいらっしゃることでしょう
②フォトウエディング市場が活発化
③消費者の購買行動の変化
一年前に我々がブライダル企業様に行っていただきたいこととして挙げたものです。これらのトレンドはコロナ収束後のニューノーマルとして継続が予想されます。とくに②のフォトウエディングは大手ブライダル企業の参入もあり、2022年はますます活況を迎えることとなるでしょう。
これからの課題としては婚礼と比べると単価が低く売上にインパクトが出にくいフォトウエディング事業で、いかに婚礼とのシナジーを生み出していくかがポイントになりそうです。
いくつか挙げさせていただくとすれば、
・縦割り組織の解消
・フォトウエディングプランナーによるヒアリング力と提案力の向上
・デジタルツールを活用した顧客育成
・結婚式をしない層に向けた婚礼とは別チャネルからの集客
・別ブランドによる前撮りとの差別化
・チャペル・バンケットの平日稼働増
などがあります。
これらのポイントを抑えてフォトウエディングを軌道に乗せた結婚式場様は初期投資は50万円以下で立ち上げからたった1年で5,000万の売上を上げておられます。
前述の通り本格参入する企業が増えてくることは確実です。フォトウエディング事業を成功させるためには、今始めるのが絶好でありラストチャンスということになります。
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マーケティングにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に関しても2022年は益々重要性が増していくことでしょう。
なかでも皆様の対象顧客はデジタルネイティブであるミレニアル世代へと完全に移行しています。最適なチャネルでアプローチをするためには、SNSや動画マーケティングを始めマーケティングDXの強化が欠かせません。これはフォトウエディングに限らず、媒体依存度の高い結婚式場様にこそ言えることだと思います。
モバイルを通していかに最適な体験を提供できるかCX(カスタマーエクスペリエンス)の向上が2022年の集客の鍵となるのは確かです。
今年もブライダル企業様にとって役に立つ情報を本コラムやセミナー、経営研究会を通して皆様にお伝えして参りたいと思います。