コラム

アフターコロナの結婚式業界で躍進するフォトウェディング業界の動向とは?

2022年02月22日
    

コロナの影響により結婚式施行が減少している現在、フォトウェディングに注力されている企業様や、これから強化しようと考えられている企業様が多数いらっしゃいます。

現在は感染者数が増加しており、婚礼の動きが鈍く、フォトウェディングの問い合わせが増加している状態ですが、着実に終息へ向かっている段階です。

しかし、フォトウェディングに注力したはいいけれど、今後需要が減ってしまうのではないか?と心配されている方も多くいらっしゃいますし、 実際に我々が最も企業様より頂く質問も、「コロナが終息してもフォトウェディングの市場は変わらないの?」というものなのです。

今回は、こうした”アフターコロナ”におけるフォトウェディングの需要はどうなるのか?詳しく解説させていただきます。

現状から見るアフターコロナにおけるフォトウェディング業界の動向

アフターコロナにおいて結婚式業界におけるフォトウェディングのニーズはどう変化していくのでしょうか? コロナがより身近なものとなりつつある今の現状を基に、これからの市場を紐解くと フォトウェディングの市場は伸び続けると予想することが出来ます。

特に、アフターコロナの結婚式業界におけるフォトウェディングの動向のポイントは以下の2点です。

  • ①挙式披露宴実施層による「別撮り」ニーズの上昇
  • ②ナシ婚層に対するフォトウェディングニーズの安定

これを見ると、アフターコロナにおいては2種類の顧客属性が今後のフォトウェディング市場に影響を及ぼすと考えられます。

この二つのポイントについて、背景やデータも併せて詳しく解説いたします。

挙式披露宴実施層による「別撮り」ニーズの上昇

「別撮り」とは、挙式披露宴を行う式場とは別のスタジオやロケーションでフォトを撮影することを指します。

㈱リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、挙式・披露宴実施者による「別撮り」の実施率は コロナ前の2019年は62.6%、コロナ初年度の2020年は67.8%、そして2021年は70.8%という結果になっています。

この背景には、式当日はゲストの対応などで多忙であることや、 式当日では撮影できないような背景で撮影したいという希望があることが要因として挙げられます。

また、このコロナ禍で「フォトウェディング」という商品の認知が拡大したことにより、 婚礼写真に対してこだわりやイメージを持ちやすい状況が生まれているとも考えられます。

実際、フォトウェディングスタジオで取得しているアンケートの回答で、 挙式・披露宴を開催予定の顧客の割合が増えつつあることからも、 結婚式は行うけれど別の専門店でフォトウェディングを実施したいというカップルが増加している傾向にあります。

ナシ婚層に対するフォトウェディングニーズの安定

コロナ禍においては、ゲストの招待が難しいことや開催日程の目途が立たないという理由で結婚式を諦めるカップルが増加。

代わりに写真だけでも残しておきたいというニーズにより、フォトウェディングの需要は一気に加速しました。

しかし、コロナがより身近になり、ワクチンも普及したことから結婚式の戻りが増加することで、 従来の結婚式を行う層と行わない層(なし婚層)が分かれる形に再度戻りつつあると考えられます。 結婚式を行う層は「別撮り」の選択肢を取ると前述しましたが、なし婚層は結婚式の新しい形としてフォトウェディングを選択していくことが予想されます。

実際、㈱ウエディングパーク「フォトウェディング動向調査2021」によると、 フォトウェディングの検討理由として最も多かった回答が「挙式・披露宴を実施する予定がないため、結婚式の代わりとなる記念にしたかった」というものでした。

この背景としては、 ・フォトウェディングは結婚式より低価格で実施することが出来るため、金銭面で挙式披露宴を実施しないと決めている方に対してもハードルが低いこと ・気軽に衣装やヘアメイク、本格的な撮影を体験でき顧客体験としての付加価値が高いこと ・両親・親族を呼んだり簡単なセレモニー・会食も付加することが出来るスタジオが出現したことで結婚式の代替としての新しい形になりつつあること などが挙げられます。

以上により、結婚式はしないけれど結婚の記念に写真だけは残しておきたいという需要は今後も安定して存在すると考えられるため、 挙式実施率が下がり続けると言われている今後の婚礼業界においてもフォトウェディングは大きなπになることは明白です。

まとめ

最後に、以上のポイントに対して顧客を獲得するための施策をお伝えします。

ズバリ、取り組むべき施策は「フォトウェディング専門店としてのWEB集客を行う」ことです。 別撮りニーズに対しては、式当日は式場での撮影となるため、より本格的な撮影セットやロケーションを求めています。

そのため、フォトウェディングに特化したスタジオであることを訴求し、 撮影のバリエーションやプランの情報をしっかりと見せることの出来る専門サイトを作成しましょう。

また、なし婚層はそもそも結婚式場や衣裳店のサイトを検索しないことからも、 業態付加としてフォトウェディングを立ち上げる場合は専門のサイトやSNS、専門ブランドとしてのポータルサイトへの出稿が集客の足掛かりとなります。

まずは専門ブランドの立ち上げや、サイト・SNSアカウントの作成から検討してみてはいかがでしょうか? HPやSNSの運用についての詳しい手法は過去のコラムもご参考ください!

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※各回同じ内容です。ご都合の良い日時をお選びくださいませ。

1回目:2022年3月29日(火)13:00~14:00

2回目:2022年4月5日(火)13:00~14:00

3回目:2022年4月8日(金)13:00~14:00

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