日々、結婚式場様やフォトウェディングスタジオ様のご支援をさせて頂く中で、様々な事例が生まれています。
コロナの影響がまだまだ残る中、戻りはあるものの式の小規模化やなし婚層の増加など、課題が多いのが業界全体としての動きです。
そんなブライダル業界においても、新規事業参入を進めたことでコロナ禍でも売上を立てたり、事例を創出した会社様がいらっしゃいます。
今回は、そんな生の現場の状況から、フォトウェディング事業を付加する上で成功するための事例のポイントを3つ解説いたします。
異業種からの参入でも初年度で売上5,000万を達成
今回ご紹介する事例企業様は、ブライダル業界未経験、ブライダルの知識ゼロの状態からフォトウェディング事業に新規参入されました。
そんな企業様が参入初年度で5,000万の売上を達成した秘訣は、以下の5つです。
①専門業態としてのビジネスモデル
・・・フォトウェディングを一つのプランとして作成されている結婚式場様やホテル様はよく見られますが、フォトの事業で売上を作る上ではフォトウェディング事業単体でのビジネスモデル設計が必要です。
さらに、専門業態としてのモデルを実行することにより、よく式場様やホテル様で懸念されている単価の下落(婚礼からフォトへ流れてしまう懸念)を防ぎ、逆にこれまで獲得できていなかったなし婚層(フォトのみ層)の集客も可能になります。
②商品力
・・・フォトウェディングの商品はもちろん写真です。
他社との差別化を行う上でも重要になるのが、美しい写真を撮影するためのスタジオセットと、見せ筋となる宣材写真のディレクションです。
今の時流や競合他社の強みを包み込むような商品づくり、独自の世界観の構築が集客のカギを握るのです。
③集客力
・・・次項でも紹介しますが、フォトウェディングの顧客は基本的にWEBを使って情報収集~来館予約を行います。
自社媒体やメディアの導線を適切に設計することで自社へのCV(反響数)を最大化させることが可能になります。
④オペレーション
・・・初回来館~成約~撮影まで、zoomを活用したオンライン接客やLINEを使った問い合わせ対応を行うことで、高生産のオペレーションを確立しました。
また、顧客管理や請求書発行も全てシステムを使い管理することで、アナログ管理を削減することにも成功しています。
⑤人材育成
・・・事例企業様では、新規接客や電話対応など全てをスクリプト化。
その結果、新卒のプランナーを採用してからデビューまでなんと3ヶ月、さらにいきなり受注率100%を達成し、現在も受注率は約8割をキープしています。
以上の5つのポイントをオープン時から注力することで、新規立ち上げから軌道に乗せるまでのスピード感を高めることが可能になります。
OPENからたったの1年でフォトウェディングの撮影300件達成
ブランド力や認知がゼロの状態から、立ち上げ1年で300件もの撮影件数を達成したのは、次項で紹介するWEB集客のほかに初速の認知を獲得するための戦略を実行したことも要因の一つです。
具体的には、オープンの数か月前からテスト撮影のためのモニター募集やプレゼント企画を広告として配信しています。
応募型のキャンペーン広告を配信することで、オープンまでの準備期間のうちからフォトウェディングに関心の高いユーザーのリード名簿を集めることが可能になります。
また、モニターとして撮影する際にクチコミも同時に獲得することが可能になります。
フォトウェディングスタジオを選ぶ上でユーザーが重要視する過去の施行実績や実際のお客様の声は、通常はなかなかオープン直後から集めることが難しいものです。
そういったクチコミも、オープン時には揃えておける状態になるため、一般のユーザーからの信頼度も獲得できます。
その他、接客や撮影の導線など、オープンしてからでは失敗できないオペレーションの部分も事前に本番さながらに実践することができるため、オープン前集客は成功のために必須であると言えます。
WEB集客特化でひと月のWEBからの反響数70件
上述の内容でもお伝えしたように、フォトウェディングを検討するユーザーはほとんどがWEB経由で情報収集~来館予約を行います。
特に重要になるのは、自社HP、ポータルサイト、Instagramの3つです。
多くのユーザーは、上記の3つの媒体のうち2つは見られています。
特に、自社HPからの予約が最も多いものの、認知はInstagramやポータルサイト経由であるなどの場合も多いのです。
とは言え、ほとんどのユーザーは自社HPを必ず経由して情報収集を行うため、自社サイトの使いやすさ・見やすさ・情報量の多さ・見せている写真の訴求力などによって反響率はかなり左右されます。
そのため、事例企業様においても、スマートフォンで見やすいデザインへの改修や写真の見せ方、メニューやCVポイントの情報の精査など、高頻度でサイトの改善を行っています。
一度サイトを作って終わりではなく、各媒体からの効果を最大化させる上でも効果検証やABテストを行いながら、常にユーザーファーストのサイト作りが重要になります。
こうした改修の前と後では、実際に事例企業様でも反響数が倍増したという実績が出ています。
今回はWEB集客として特に自社HPについてフォーカスしましたが、Instagramやポータルサイトにおいてもそれぞれ運用のポイントがあります。
また、前項で紹介したスタジオの絵作りや接客など、事例企業様でこだわって行われているポイントも文章では伝わりきらないものが多くあります。
こうした事例を、実際のスタジオの紹介や営業風景のワンショットも基にしながら解説するセミナーが開催されます!
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