コラム

フォトウェディングのキャンペーン設計のポイント

2021年04月07日
    

フォトウエディングの集客の上で欠かせないキャンペーンですが、

・その時その時で場当たり的にキャンペーンを作っている
・どのようなキャンペーン内容にすればよいかわからない

そんなスタジオ様・式場様もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際、フォトウェディングのポータルサイトを見ても、多くのスタジオ・式場がキャンペーンを打ち出していることが分かりますが、その種類は多種多様で、結局どんなキャンペーンが良いのか分からないというのもごもっともです。

ですが、キャンペーンは予約の獲得はもちろん、活用方法によってはリードの獲得や自社のブランディングにおいても重要な意味を持ちます。

そのため、キャンペーンを活用していく上で、キャンペーンのタイプごとの特徴や目的をしっかり理解し、スケジュールを立てて計画的に運用していくことが重要になります。

今回はそんなキャンペーンについて、キャンペーンのタイプ毎の特徴と実際にキャンペーン計画を立てていく際のポイントについてご紹介致します。

キャンペーンの種類

キャンペーンの種類を改めて整理すると、キャンペーンは大きく分けて4種類に分類することができます。

それぞれどのようなタイプのキャンペーンなのか、どのような目的に適しているのかについて見てみましょう。

割引型

「期間限定70%OFF」や「2万円引き」などのように、プラン料金自体の料金を割り引くタイプのキャンペーンです。

このタイプは大規模チェーン店、単店問わず多くのフォトウェディングスタジオが打ち出していますが、大手ほど割引額が大きい傾向にあります。

どれだけお得なのかが分かりやすく、他のキャンペーンに比べて成約を獲得しやすいです。まずは成約数を増やしたいという場合や、利用者を増やすことでSNSのフォロワー数も増やしたいといった狙いがある際には特に有効です。

成約特典型

成約特典として「フォトパネルプレゼント」や「全データプレゼント」などを付与するタイプのキャンペーンです。

こちらも大規模チェーン店、単店問わず多くのフォトウェディングスタジオが打ち出しています。

どのような特典を付けるかは、原価率を考慮するのはもちろんですが、自社のオンリーワンの強みを打ち出していくと、成約獲得でもブランディングの面でも効果的となります。

例えば、ドレスを強みとしているスタジオであれば、「衣装グレードアップ料金無し」を特典として付与するなどです。

季節限定型

「桜ロケ撮キャンペーン」や「冬季限定町家貸切撮影キャンペーン」といった、季節にちなんだ魅力を打ち出したキャンペーンです。

早めから打ち出すことで先の予約を獲得することができます。

また、季節ならではの特徴を強みとして打ち出すところも多く、閑散期の予約を獲得する上でも有効です。

例えば、閑散期である冬季にスタジオを貸切でゆっくり撮影ができるキャンペーンなどが季節限定型に当たります。

無料キャンペーン型

「抽選で5組にフォトウェディングプランプレゼント」といった、基本プラン全体が無料になるというタイプで、抽選や先着などで人数制限を設けて適用するタイプのキャンペーンです。あくまで無料になるのは基本のプラン内容のみで、オプションによって単価アップを図ります。

このキャンペーンの特徴は、抽選のため今後の顧客となるリードを多く獲得できる点です。

このキャンペーンから直接成約は獲得しづらいですが、成約に至らなかったとしても以上フォトウェディングをしたいというニーズを持った顧客名簿を集めることができます。

キャンペーン計画のポイント

ここまでで見て来たように、キャンペーンには様々なタイプがあり、それぞれ打ち出すべき内容や目的が異なります。

そのため、その時その時で単発的にキャンペーンを考えるのではなく、年間スケジュールを組んで計画的に見ていくことが重要になります。

今回はキャンペーン計画の例として、1月に新規オープンした、スタジオセットを強みとするフォトスタジオを想定したキャンペーン計画例をご提示致します。

<キャンペーン計画例1月~4月>

<キャンペーン計画例5月~9月>

<キャンペーン計画例10月~2月>

このようなキャンペーン計画を作っていく上でのポイントを2つご紹介致します。

目的に合わせたキャンペーン

キャンペーンは、目的によって内容や形態を使い分けるとより効果的です。

例えば、今回は新規オープンしたスタジオの想定ですので、オープン当初は特にリードの獲得が重要となってきます。そのため、グランドオープン前から無料キャンペーン型のキャンペーンを告知することで、リードの獲得とオープン直後の施行件数を獲得を獲得することができます。

さらに、そこで獲得したリードを成約に繋げるために、その後も季節限定型や割引型のキャンペーンも時期を変えて打ち出していくとさらに効果的です。

また、オープン当初はまずは施行数を増やし、実績やSNSのフォロワーを増やしていきたいので、オープン後半年ほどは集客力の強い割引型を多めに打ち出し、その後は自社のブランドイメージを付けていくために、オンリーワンの強みを打ち出した成約特典型キャンペーンを多くするなど、目的に合わせて計画的に運用していくことが重要です。

常設キャンペーンと早割キャンペーンを併設

キャンペーンは、常に複数のキャンペーンを開催しておくことで様々なニーズを持ったお客様に興味を持ってもらうことができます。

その際に重要なのが、当月の予約獲得を狙うキャンペーンなのか、数か月後の予約獲得を狙うキャンペーンなのかという観点です。

当月の予約獲得を狙った場合、割引額は小さいながらも当月でも適用可能なキャンペーンなど、常設キャンペーンを開催していることが有効になります。

一方、数か月先の予約を埋めるために、同時に割引額の大きな早割キャンペーンやその季節にしか実現できないプランなどを打ち出すことで、早めから予約を埋めていくことができます。

この二つのタイプのキャンペーンを、どちらかでなく両方とも活用していくことが予約数を増やすうえでのポイントです。

ここまで、フォトウェディングのキャンペーンについて見てきました。

キャンペーンを有効活用していくためには、どの時期にどのような目的を持ってキャンペーンを開催するのか、予めキャンペーン計画を立てておくことが非常に重要となります。

今回はキャンペーンについての概要の紹介でしたが、具体的にどのようなキャンペーンが良いのかや、自社に合ったキャンペーン計画を立てたいという方は、お気軽に船井総研までご相談くださいませ!

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最後までお読みいただきありがとうございました。

  

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